頭の中では素晴らしいメロディーが鳴っていたのに、録音して再生してみると、リズムが…「なんとなくズレている」と感じたことはありませんか?あるいは、マウスで音符を描いたけれど、拍に完全に合っていないことはありませんか?
デジタル音楽の世界では、これは タイミングエラー(Timing Error) と呼ばれます。そして、その解決策となる強力なツールが クオンタイズ(Quantization) です。
このガイドでは、MIDI Toolbox エディター の クオンタイズ (Q) 機能を使用して、演奏を数秒でプロフェッショナルに修正する方法を紹介します。
方眼紙を想像してみてください。線の間に少しずれて点を打ってしまった場合、「クオンタイズ」とは、その点を自動的に一番近いグリッド線に移動させる行為のことです。
音楽においては、音符を最も近い音楽的な拍(8分音符や16分音符など)に移動させ、リズムを数学的に正確にします。
MIDI Toolboxでのリズム修正は強力かつシンプルです。ワークフローは以下の通りです。
クオンタイズ機能は 選択された音符にのみ影響します。これは、誤って曲全体を台無しにしないための安全機能です。
Shift(または Cmd/Ctrl)を押しながら、個々の音符をクリックします。Cmd + A (Mac) または Ctrl + A (Windows) を押します。選択された音符はハイライト表示(色が変わる)されます。 何も選択しないと、クオンタイズボタンは何を修正すればいいのか分かりません!

音符を選択したら、2つの方法でクオンタイズオプションを開くことができます。
Q を押すだけです(最速の方法)。
ここで魔法がかかります。機能を起動すると、音符が どのように 動くかを正確に設定できます。

確認をクリックして変更を適用します。選択した音符が瞬時に新しい位置にジャンプするのが見えます。
音符が間違った場所に動いてしまいましたか? パニックになる必要はありません!MIDI Toolboxは完全な Undo(元に戻す) に対応しています。
Cmd + Z (Mac) または Ctrl + Z (Windows) を押します。いつでも戻れるので、恐れずに実験できます。

Strength(ストレングス)スライダー こそが、アマチュアとプロを分けるポイントです。
トラックを磨き上げる準備はできましたか?